2017年6月13日火曜日

0611ショートツーリング

近畿地方も6月7日に梅雨入り。
僕の住む京都では、初日の7日から8日の朝にかけてまとまった雨が降ったが、そのあとはなんとか降らずに持ちこたえて、いきなりの中休みになっている。
そんな6月11日(日)、入っていた仕事を同僚が代わってくれるからと言う事で、1日体が空いた。感謝。

天気予報はOK。sport と出かけることにした。
前記事に書いた、急勾配のヘアピンの連続する「花背峠」。
全くもって走れた感じがしなかったのだが、花背と一緒に佐々里峠も走って、九十九折に再挑戦だ。
リベンジと言うわけではないが、そのままにしておくと足が遠のくような気がして。

0611 この日に走ったルート。178km。表示と異なるのは復路の花背峠が入っていないから。

堀川通を北上し、西賀茂から市原〜鞍馬街道へ。
空いたバイパスで、軽く鞭を入れる。
先行車にはあまり近づきすぎないように。
気がついて進路を譲ってもらった。左手を上げてthank youの挨拶。
交通量が少なかったこともあって、市原のバイパスも気持ちよく走ることができた。

2週間前走ったばかりの鞍馬街道を北上。
鞍馬の家並みを抜け、鞍馬温泉を超えると峠の入り口。北山杉と木漏れ日が出迎えてくれる。


峠入り口付近にて。
この日は鞍馬方面からのアクセスなので、前回怖かった下りは、急な登りとなる。

路面も荒れている上に、高低差500mの急勾配。道幅も狭いところが多く、対向車もままある。
難易度は高いが、リズムが合うと、アクセルのON/OFFにシンクロしてバイクを右に左にバンクさせるのが楽しい道だ。
加えて、街中にはない山杉の香り。涼しい風。天に向かって突き上げる杉の木々と木漏れ日。
こんな中を、一人エンジン音をBGMに駆ける。バイク乗りでよかったと思える時間。
途中、失敗だなぁというヘアピンもあったが、うん、この前よりはずいぶん気持ちがいい。




花背峠を越え、広河原の集落を抜ける。
桂川の源流となる川の傍には緑となった桜や新緑の楓。

程なく、佐々里峠へと入っていく。
この峠も高低差はかなりある。急坂のヘアピンこそ花背よりはましだが、ツイスティさでは負けてはいない。


佐々里峠の頂上付近にて。
sportの左奥、白い車の向こうに「石室」がある。昔から厳しい峠であった事が窺える。


この佐々里峠も、sport に乗り始めた頃はもっとも苦手な峠だった(今でもだ(苦笑))が、季節が感じられる風景と相まって、年間何度も走るルートの一つになった。
 ※この峠道の紅葉の頃の風景をこの記事こちらの投稿で載せています。
豪雪地帯で冬季は通行止になるのと、春先に走るチャンスを逃してしまったので、今シーズン初となる。心なしか砂利が多いように思えたのは「慎重にいかないと」という気持ちが強かったからか?



上の写真と同じ場所で背後から。ここからは下り。峠を抜けると、美山の集落まで、もう一息


峠を越えると由良川沿いの快走路を抜けて、美山へと至る。

ここまで気持ちよく走れたことに気を良くして、このルートを試すことにした。


起点が道の駅となっているが、かやぶきの里から直接入った。走っていて気持ちが良かったんだな、と思う。


今、sport のタイヤは、交換目前のコンディション。
casunoのA木さんからは「そろそろセルフステアが付きにくいでしょ」と車検時に言われたくらい。
このコースの前半の登りの九十九折「九鬼ヶ坂」も、苦手なのには変わりはないが、このリンクの記事の頃と比べると、ずいぶんsport の動きを感じながら切り返しができるようになってきた。
気持ちよく(決して速くではない)曲がれている時のバロメーターの一つが、このセルフステアを感じられているかどうか。
この日は、リアタイヤのバンクに少し遅れて sport 自身が自然と舵を切っているのが感じられて、少し嬉しかった。
調子に乗って、1周約10km のこのコースを3周(苦笑)


かやぶきの里にて。ヘルメットも脱がず、この写真を撮っただけ(苦笑)



帰路につく。
いつものようにR162周山街道を走るつもりでいたが、車が多くなってきた。
京北町のR477との交差点で、ほとんど考えるかどうかより先に、左に曲がってしまった(笑)
また、2週間前と同じコースだ。
京北の快走路を抜けて、行きに通った花背峠を前回と同じように降っていく。
お。前回よりも、ちょっとはましになったかな。



撮影0528 花背峠の麓付近。
急勾配の下りヘアピン。止まりそうな速度なのは変わらないが、今回は前回ほど”怖さ”は感じなかった。


花背峠を下りて、再び鞍馬街道へ。
前回、叡山電鉄鞍馬線の「貴船口」駅近くで写真を撮ったが、今回は貴船神社の参道に入ってみた。特段、観光シーズンというわけではないけれど、人、車、共に多い。


料亭「べにや」の前で。紅葉の時期が楽しみ。


叡山電鉄鞍馬線の線路下。上に「貴船口」の駅が見える。
新緑と石垣に生す苔の風情が美しい。


この日の走行距離は178km。
シーズン最初の佐々里峠や、何度走っても難しい花背。また何度か走るうちに楽しく走れそうだ。


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給油して、そのままGSで拭き上げした sport と帰宅したのが15:00。
今度はロドに乗り換えて、R162周山街道を 道の駅「ウッディ京北」まで。
「好きだねぇ」と自分で自分を笑ってしまう。

0611 ウッディ京北にて




ROADSTER のODOも1000kmを超えた。
初回点検を先日終えて、自主規制レブリミットは6500rpm。
これからますます楽しく乗れそうだ。

2017年6月5日月曜日

備忘録

愛車に加わった真っ赤なROADSTER。
納車から1ヶ月を過ぎ、6月4日、初回点検とOIL交換を行った。

OIL交換は新車の場合でも5,000kmで良いそうな。最近のクルマだなぁ。

ロドの現在のODOメーターは958km。

慣らしについて納車時にマツダのご担当に確認したら、「いきなり高回転、とかでなければ、あんまり気にしなくて良い」との事だったが、エンジンの使用回転域は段階的に上げるようにしてきた。
最初の350kmまでは3000rpm、〜700kmまでは4500rpm、〜900kmまでは5500rpm、〜1100kmまでは6500rpmと言った具合。
ギアはEgの使い方に合わせて、となるが、可能な限り万遍なく。


170514 周山街道を美山方面へ

170514 美山。満開のツツジと

170514 高雄・西明寺にて

この1ヶ月、お袋を乗せて「なばなの里」へ行ったが、あとは実家への道中に少しワインディングを入れたり、美山を少し走ったくらい、ではあるのだが…

クルマが軽く、ノーズの入りは素直かつクィック。それに合わせてリアが少しずつ外に出るような感触。アクセルを踏んでいくとグイグイ曲がっていく。
ムズムズとした感じはあるものの、実際のリアはもっと落ち着いた動きなのだと思う。ズバッと行きそうな怖さみたいなものはあまり感じない。
この辺は、初代NAロドとは少し印象が異なる。
何れにしても、ハンドリングの素直さと軽い車重を利して、「踏んで曲がる」楽しさを味わえるクルマだ。

この感覚、バイクに例えると、空冷EgのDUCATIに似ている。


MONSTER1100S / photo VIRGIN DUCATI.comより

ハンドリングの素直さを思うと、以前1日お借りした事があるMONSTER1100Sの乗り味とすごく似ている。
鼻先が軽くヒラヒラした感じ、後輪がクックックッと外に出ようとする感覚、アクセルのON/OFFで曲がっていくかのような感じ、ふんわりしたパワーの出方などなど…
贅沢装備やLSDも付かないが、最軽量990kgのグレードにしたのは、僕には正解だったかな、と思っている。



170520 実家に向かう途中で

長く付き合えそうな気がするね。


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sportとは5月14日と28日に、それぞれ120〜140kmほどの「ちょっと走ってくる」だが、楽しく走って来た。
14日は美山へ。

28日は…

170528 京丹波 味夢の里にて

170528 京丹波 味夢の里にて

道の駅「京丹波 味夢の里」へcasunoさんのショップツーリングの見送りに。
久しぶりに、大勢のバイク達と轡を並べてみる。
最後までご一緒できればよかったのだが… またの機会に。

DUCATI KYOTOさんのFacebookより

味夢の里から、R173で但馬空港〜鳥取・イカ丼に向かう皆さんから離脱して、R9〜府80〜日吉へ。府19〜府78〜R162〜R477を京北へ向かう。


R477京北にて。以前も何回も写真を撮っているポイントだ。


途中、初めて存在に気がついた鳥居。まだまだ知らない場所がたくさんある。


京北町 若松大明神の鳥居の前で。創祀は不明の社。

R477から花背峠に向かう。
雪が降る前に走って以来。
前半はそこそこ納得いくリズムで走れたが、急な下り勾配の九十九折となる後半は”ボロボロ”(苦笑)
どこかで”怖さが勝って”リズムが狂ってしまうと、いけない。
最後のいくつかの急下りは、止まりそうなスピードで通過しただけになってしまった。


京北方面から花背峠を下りて、最後のヘアピン。この箇所は曲がり具合も勾配もずいぶんまし。
この手前、右奥方向には急勾配の下りヘアピンが続いている。

sport はハンドルが遠い上、腰の位置が高いから、急な下り勾配、しかもヘアピンというのはもっとも苦手な場面。
転ばないように、というのが最優先だけれど、もうちょっとイメージ通りにクリアしたい。
何度通っても、難しい…
けれどこの道、
深い杉の林の中を木漏れ日を感じながら、山の匂いを感じながら、一つ一つのカーブをクリアするのは楽しくて。まだまだ止められそうにない(苦笑)




170528 貴船口にて。奥の線路は比叡山電鉄・鞍馬線

花背峠を下りて、鞍馬寺〜貴船神社の参道へ。
この辺り、道もずいぶん整備された。上の写真の場所などは、幅員がだいぶ拡張されて対向車との離合も気にしないでよくなった。
走りやすくはなったものの、トンネルはなんだか味気ないなぁ、と思う。

この数日、京都でも30℃を超える真夏日が何日か続いた。
春の一番気持ちの良い時期がなんだか短かったような気がする。
sport、ROADSTERとも、雨の多い季節にはなるが、合間を見つけて楽しんでやろうと思う。
どっちで出るのか、悩ましい選択をする日もあるのかも知れないね。