2017年12月9日土曜日

1203 フロム セブン ミーティング〜ゾンネ・ウント・グリュックさんへ

12月第1週の日曜日に、京都・嵐山-高雄パークウェイで行われているクルマのイベントに行ってきました。





以前にクルマ雑誌の記事で目にしたことはあったのだけれど、"S" に乗っている時も行ったことはなかった。
ROADSTERに復活することになって、DUCATI KYOTOのご常連で、親しくしていただいている方から声をかけていただいたのがきっかけ。




12/03(日)
同じくDUCATIのご常連で、元Hypermotard、今はBMWのGSに乗るお●もんさんと待ち合わせて、R162を高雄へ。
途中”それらしい”クルマたちをたくさん見かけ、気分が高まってくる。

ミラーを見ると、後ろにいたのは、多分この車のコンバーチブル。ずっと快音を聞かせてくれていた。
詳細はわからないけれど、V6・2500〜2800cc(110ps前後) 当時としては強烈な性能を誇るプレステージスポーツ。

1959 LANCIA Flaminia Sport 。美しいボディは、カロッツェリア・ザガート‼️

会場に到着すると、、、

その様子や、集まってくるクルマ達は、こちらの動画がよく表してくれていると思う。

フロムセブンミーティング2017【高雄パークウェイを快走する車たち】

フェラーリやランボ、ポルシェ、ロータス、等など、、、スーパーカー世代にはたまらないひと時。


この一角には Porsche911 が並ぶ。右のGT3(type997)CS は誘っていただいたT川さん

約2時間、眼福に尽きる時間を過ごした後は、ご一緒したT川さんご夫妻、お●もんさんと、日吉までのプチツーリングに。
小1時間のドライブを911 GT3 のナビシートに座るという幸せ。




前走する僕のロドを駆るのは、T川さん奥様。もともとNAロドにも乗られていて、本当にドライビングカーの好きな方。
無理なくスムーズに乗っていただけているのがよくわかる写真。

一方、僕はご主人の駆るtype997・GT3CSのナビシート。
RRというクルマの構成から、リアタイヤにかかるトラクションの感覚は、多分バイクに近い感じなのでは? と一度経験したかったクルマ。
果たして、その想像は外れていた訳ではないのだけれど、、、

全てにおいて「感動」、の一言。

最初に感じたのは、アクセルON→後ろ脚で蹴飛ばすような加速感。これは前述の通りほぼ心構えができていた。
が、驚いたのは、アクセルOFFの回転の落ちのリニアさと、それによって起こる絶妙のピッチングモーション。
まさしくバイクさながら。アクセルのON/OFF で曲がるきっかけを自在に作り出せる感覚。
これが強すぎると、怖くて乗れたものではないが、”絶妙”なのだ。
ブレーキも、まさに踏力に応じて減速Gがリニアに立ち上がるタイプ。
公道のワインディングだから、そうそうハードなブレーキングはなかったが、絶対的でかつ、コントローラブルな制動力は十分に感じることができた。
更に感動したのは、コーナーの出口などで、縦(進行)方向から横方向へのGの変化がとてつもなくダイレクトでソリッドな事。
言葉にすると”ダイレクト”で終わってしまうのだけれど、その言葉にできていない”ランク”のようなものが別の次元にある。
ボディサイズは仕様によって多少異なると思うが、標準型の997で、4425×1810mm、ホイールベースは2350mm。
このサイズにもかかわらず、クルマの状態がどのような状態にあるかのインフォーメーションがものすごく”濃密”
これは、スゴい!!
そして、これらの感覚の根本は”塊”のようなボディ剛性があっての事。どのようにクルマを振り回しても、根を上げそうな気配など微塵もない。

クルマの成り立ちを考えると、エンジンという一番の重量がクルマの後ろにあるのだから、確かに後輪のトラクションには有利だろうが、慣性が付いてしまうと抑えるのが難しい。
また、そのままなら、前輪への荷重も難しく、接地感は?だろうし、荷重がかかりにくいから曲がらない(アンダーが強い)という、速度域やクルマの状態によって相反する性格の、ものすごくピーキーなクルマになることは想像に難くない。

にもかかわらず、、、

こんなに操ることが楽しいクルマ、奥深さを持つクルマ、どっしりした安心感があるクルマ、ドライバーの意のままに反応するけれども、ミスもまたはっきり指摘してくれる(そうな)クルマ、、、

、、、ないでしょう?!

本当にすごい❤︎

ナビシートに座りながら、色々とこのクルマの事、他の911の事を教えていただけた。

通常の911とは異なる、ルマン参戦の911GT1の血を引くエンジン、より強化された足回り・ブレーキ、サーキット走行を意図したバケットシートやロールバー、、、
ナビシートに座っていても、タイヤの蹴った小石の当たる音まで分かるような、全ての可動部が硬質な、レーシングカーそのものの感触。
ハンドルを握れば、更にその”ダイレクト”さを体感できるのだろうけれど、今の僕には恐れ多い。

けれども、バイク・クルマの両方を楽しみたい僕にとって、憧れの911。しかもGT3CSという仕様。
幸せな時間になった。


楽しくも濃密なドライブの後は、「ゾンネ・ウント・グリュック」さんへ。
この日ご一緒したお●もんさんは、ご常連さんだ。
本当に久しぶりなのだけれど、僕自身も以前に訪れている



ここでも、楽しい会話のひと時。たっぷり1時間くらいは居ただろうか。



911GT3とロドの2ショット。楽しかった!!

この後、クルマを入れ替え、今度はGT3の後を追う。ロドのドライブはT川さんご主人。
GT3の速さを後ろから見ることに。
乗っていた時に感じたアクセルONからの蹴飛ばし感だが、特撮やアニメの演出で使われるような「タメ」があって、しかる後に「ドンッ」と飛び出すような感じ。それがそのままリアルに起こっている。同時にエキゾーストも心昂ぶる音に。
「速いわ〜」と笑い合う男2人なのでした。

2台で向かったのは、RSタイチ京都店〜casunoさん。T川さんご夫妻、お●もんさん共にBMW乗りだから、この日はこんなことに、、、

(笑) R nineT Racer!!
いや、写真より実車の方がカッコイィ。
しかも素の R nineT 、試乗だけだけれども、いいバイクだということが判っているから悩ましい(笑)
それにしても、1日楽しく遊んだ。
初めてのFromSeven meeting。誘っていただいた上に、911まで体験させていただいたT川さん、奥様、ありがとうございました!!

この日の最後に


お●もんさんからのプレゼント。

数ヶ月前に、書店でこの本見かけて「僕(Hiroshi Muto)がROADSTER に乗るようになったのを思い出したから」、と手に入れて頂いたとの事。
お心遣いに感謝。ありがとうございます!!

皆さま、ありがとうございました!!