2024年2月4日日曜日

LAST RIDE


240119 DUCATI KYOTOさんにて



年始のご挨拶から1ヶ月。
今年もよろしくと語りながら、唐突なLAST RIDE。
1月19日(金)
長年共に過ごしたsport1000とお別れをした。
この日は特にLAST RUNもせず、最後のRIDEはストアまでの10kmだけ。
これまでの16年、楽しく走ってきたおかげと思う。
あまりセンチメンタルになることなく、静かな気持ちで DUCATI KYOTOさんにお預けした。



0119 DUCATI KYOTOさんにて
往年のディスコボランテを現代にアレンジしたタンクデザイン。伸びやかで丸みを帯びたヒップ。
クラシカルなAELLAさんの2本出しマフラーと相まって、自分でも大好きな斜め後ろからのアングル。美しいでしょ?



LAST RUNとなったのは、年明け早々1/2に走った日吉〜美山。
sport とのFIRST RUN が常神で、ちゃんと走った締めくくりが美山だなんて、なんとも僕らしいじゃないか。



0102 道の駅スプリングスひよし にて



0102 道の駅美山ふれあい広場にて
後ろのMHR evo はX(=旧Twitter)仲間の@10ama10さん。



16年間の走行距離は、50,467km。
距離としては年数を考えるとそんなに伸びたわけではない。長距離のツーリングをほとんどしなかったから。
代わりに、美山や日吉といった近隣の快走路はよく走った。毎回、自分でも「よく飽きないなぁ」と思うほど。
空冷のL-Twinのキャラクターは、こういう郊外のワインディングを軽く飛ばすのに本当に向いていたと思う。あと、僕の乗り方にも。
ピークパワーはそれほどでもないが、3000rpmを超えたあたりからフワッとトルクが立ち上がり、5000〜7000にかけてギューンとパワーを上げていく。
パワーデリバリーのマナー云々よりも、直接ライダーの感覚にシンクロしてくるようなEg.。

足回りも元々はドタドタした感じがあって、本当に気持ちよく駆け抜けられるコーナーと、全く以て曲がってくれないコーナーが極端な印象だった。この辺りを克服すべく、乗り方を考えるようになったり、カスタムを施したりしてきた。
特にこの数年=2020.5月に足回りのリフレッシュを終えてからは、得手不得手は相変わらずあるが、より楽しく走れるようになったと思う。

往年のカフェレーサーをモチーフにしたデザインも気に入っていた大きなポイントだ。
'60〜'70代にかけてDUCATIのマシンに施された少しオレンジ色がかったイエローも気に入っている。
ちょっと良い風景の隣にバイクを停めて頻繁に写真を撮るようになったのも、このマシンあってのことだ。
おかげで、このマンゴーイエローのsoprt1000は僕という人間のアイコン的な存在にまでなったなぁ、と思っている。

お別れの経緯は、また次のマシンのご紹介と一緒に。
寂しくはあるが、次のバイクライフに向けて。

ありがとう。



0119 DUCATI KYOTOさんにて
16年間の走行距離は、50,467km




2008
0330納車。立ち会っていただいたのは現店長のGUNさん。First RUNは常神。
その2週間後に、3度目のRUNの途中に高速道路で単独転倒、入院したのも苦い思い出。
下段真ん中は、美山での試乗会でのphoto。いろんな車種に乗って、sport への理解を深めることができた良い経験。



2009
この年のハイライトは、なんといっても新潟で「樹生和人さん」と会えた事。
佐渡の向こうに映える夕陽は、これまでの人生で見た最も美しい景色。
真ん中の写真は、旧goobike-blog仲間との【→集結←】meeting。この年、僕が幹事を執った。



2010
この年4月、大きなカスタムを施した。
ポイントは、スポークホイールはそのままにチューブレス化とAELLAのフルエキ。
腰下が軽くなり、ハンドリングが劇的に変わって自分の好みに近づいた。目から鱗がたくさん落ちた。



2011
大切な人を続けて見送った年になった。
この前年に「空冷のsportに水冷のSBKを増車できたら最高っすね」(byキャプテン)なんて楽しく会話をしていたのに。。。



2012
真ん中の段にDB5のphotoが。sportと同じEg.なのに衝撃のハンドリングで、未だに「理想の1台」。
交差点のような90°の左カーブでさえ、リヤをタタタッと滑らせて、全く平気でコントロールできる。
本気で欲しいと思った。



2013
左上の写真は、琵琶湖大橋米プラザでのイベントで”モンちゃん”にsportに跨ってもらったphoto。
上段の真ん中は、学生の頃よく走った実家近くのワインディング。このゴルフ場の名前から「オレンジ」と呼んでいた。
この前後数年、プライベートではかなり厳しい時期だったが、sportのおかげで”自分でいられた”。



2014
相変わらず近場ばかり走っているが、祇園や市内の名刹でのスナップも時折撮っている。
下段の2枚は、その中でもお気に入り。
四季折々の自然の景色、日本の古刹、、、どんな所においても主張しすぎることなく風景に溶け込んでくれる。
”photogenic なバイク”=友人からの嬉しい褒め言葉で、sport の大いに気に入っていたポイントの一つ。



2015
仕事が忙しく、思うようにsportと過ごす時間が取れなかった年。1年間で2,300kmほどしか走れなかった。
けれども、友人たちとのマスツーに何度か行けた。【→集結←】含めて5回? これでも僕にしては多い方なのですよ。
走った距離以上に楽しめた年ではあったかな。



2016
年間の走行距離は5,000kmくらいに戻った。が、楽しく走っている割にはblog更新が少ない1年。
この頃から、ツーリングやRUNの途中で撮る写真が増えてきたような気がする。



2017
花脊峠〜佐々里峠〜美山といった走りのコースが出来上がってしまったのはこの頃だろうか。(もっと前から?)
ROADSTERも手に入れて、少し距離は伸びなかった?



2018
写真もたくさん撮って、blogの1投稿あたりの枚数が増えてきている。
左上の湖中鳥居をバックにした写真は、レーシングフォトグラファーの「熱田護さん」にイイネを頂いたんですフフフ。



2020
前年2019年、丸1年以上sportに乗れなくなるとは。。。
その分、足回りリフレッシュ・カスタムから帰ってきたsportは一段とワインディングを楽しめるバイクに仕上がっていた。
casunoさん、ありがとうございました。



2021
真ん中の写真は、AELLAさんのエキゾーストシステム(PoleSmart)のデモ動画撮影にsportを使っていただいた時のもの。
良い思い出になりました。



2022
コースは相変わらずながら、毎回楽しく走っている。
10数年経っていても「そういえば写真撮ったことなかった」場所なんかも出てきたりして。
1年の写真の中から9枚を選ぶ、なかなか難しかったりするのです。



2023
右下の写真は、”いつもの”常神。sportとの最初のRUNもここだったなぁ。
それにしても、最後まで本当に飽きることなく、毎回同じところばかり走っていても楽しく過ごせたのは、
相棒が、黄色い君・sport1000 だったから。



20210719 家内撮影



DUCATI sport1000(MY2006)
今まで、ありがとう。