2024年5月6日月曜日

2024 GW③ 0504 ショートツーリング


240504 常神にて



GWも残すところ2日。楽しい日が過ぎるのは早い。
前日、レストアなって間もない愛車のPhoto Shotツーリングで素敵な写真をたくさん撮って頂いて、とってもいい休日を過ごした。
明けた5/4は身体を休めるか(今年のGWの平日3日間は結構ハードだった)、天気が良いうちに走るか。。。
起きて、シャワーを浴びながら、走ることに決めた。
とはいえ、今年のGW、やはりここ数年とは打って変わってクルマ、バイクが多い。
それでも、少しでも楽しく走れるコースを。
先週走ったばかりだが「常神、行くか」

どこを走ってもたぶん先行車両につっかえる。
ルートはシンプルにR162(=周山街道)を北上して小浜に出、帰りはR367(=鯖街道)を南下して帰る。
先週のルートの簡易版だ。

3000rpmではエンジンが心許なく、息付きをしようとする。
時折1速に落としながら、4000〜5000rpmをキープしたい。50kmくらいの巡行だと、まず3速には入らない、という、まさに昔の2stクォーターのような走らせ方だ。
トルクがある分、アクセルを煽るとグンッと前に出ようとするから、スムーズに低速を維持するのがなかなか難しい。
前が空いた時だけは少しだけエンジンを回して軽く飛ばす。
連休期間、取り締まりも多い。美山に近づいた頃、ハンドサインで教えてくれるバイクが数台。
府道19号、いつも取り締まりをやっているところだ。事なきを得たよ。Thank You!

前日楽しかった美山ふれあい広場には入らずに、先の「名田庄」で休憩。トイレと水分補給。
時間帯やタイミングのせいなのかわからないが、大勢で連んでいるのは、若い子達よりも歳は僕と近いだろうか と思われるような人たちが多かったなぁ。
僕は苦手だ。

少し身体を休めたら出発だ。
白破線では、前方が見渡せれば1台ずつ、マスツーリングのグループを追い越す時は、申し訳ないが何度かに分けて、前に出る。
躊躇はしないが、スムーズに、相手を驚かせることのないように。もちろん黄色センターは割らない。
ある程度流れている状態ならばコーナーも楽しめる。
748Rはお尻をずらしたほうがコーナーでは安定するが、あえて体幹近くの力のかけ加減だけで曲がることをやってみたり、頭の上げ下げでの曲がり方の違いを試してみたり。
やや(かなり?)退屈なRUNではあるが、その割に消耗する走り方ではあるが、やればできるものだ。目的地に近づいた福井県道22号線〜R162〜県216では交通量もだいぶ減って、比較的快適なペースで流すことができ、12:30、「いつもの場所」に着いた。



0504 常神にて



普段の週末なら、釣り客の車もそう多くないここも、この日は多い。10数台はゆうに超える台数の車が停まっている。テーブルと椅子を出してお弁当を食べているご家族連れも。
それでも端っこの方の空いたスペースで、いつものように暫くゆっくりさせてもらった。
先週は薄曇りだったが、今回は快晴だ。写真も何枚か撮ろう。



0504 常神にて




0504 同所にて




0504 同所にて




0504 同所にて



いつもの如く30分ほど寛いだら帰路に着く。
折しも3〜4台のバイクが入ってきた。場所を空けるとしよう。
帰路もつっかえるだろうから、途中で食事でもしようかな。

往路と同じように、前が空いていて安全が確認できれば出るが、基本は先行車のペースに合わせながら。
食事も三方五湖近辺は、まだ昼時で駐車場から待ちの車バイクが溢れ出している。
もう少し行こう。
熊川宿の道の駅も一杯。しょうがないか、GWだからな。
さらに進んで、R367=鯖街道沿いにあるRider's Cafeに入った。
ここは去年4/22@cap_rider_02 さん偶然会えた場所。今回は純粋に食事とコーヒータイム。




0504 Rider' Cafe ROUTE367 にて




0504 同所にて



帰り道のR367や京都市内も、いつもよりやや混んでる、くらいで混雑や渋滞の前に帰りつけたようだ。
途中の大原の付近で、暑さのあまり少し風を入れようと、少しだけ下げた革ジャケットの首元から蟻くらいの羽虫が飛び込んできた。こんなのでもちょっと痛い。慌ててバイクを左に寄せ、はたき出す。蜂じゃなくて良かったよ(汗)

いつものように給油をしてから帰宅。
燃費データは748Rになって以来、15km/ℓ台だったが、この日は16.9km/ℓ。
こちらも、やればできるじゃないか。(まぐれじゃないといいのだが)



0504 自宅にて


16:30 無事帰宅。西陽に輝く748Rのボディのイエローが、オレンジがかって美しかった。
この日の走行距離 249km。
また近いうちに走ろう。



240504 常神にて

2024年5月5日日曜日

2024 GW② 0503 PhotoShotツーリング


240503 道の駅美山ふれあい広場にて 



※この投稿の写真は、一部を除いて KAZUMI©️さんの撮影によるものです。

GWも後半。
友人から受け継いだ748Rと過ごした距離も2週間で879kmとなった。
乗りやすい面もありながら、鋭く、最高に刺激的なマシン。
ライディングポジションはsport よりもはるかに自然で、どこがどう疲れるということはあまり無いのだが、走り終えた後の脱力感がものすごい。
自分なりに張り詰めて乗ってるんだなぁ、と感じている。それでも少しは馴染んできただろうか。

4/20の納車を受けて、自分の参加しているSNSに「愛車が変わりました」というご挨拶の投稿をした。
たくさんのお祝いのコメントをいただいたのだが、その中のお一人に KAZUMI©️さんという方がいらっしゃる。 投稿などから察すると自宅も近く、casunoさんで整備中の氏の愛車をお見かけしたこともある。 おそらく、ストアのイベントなどでもお互い知らないまま顔を合わせているはず。  
彼の愛車、Ducati848EVO の 「Instagram」や「X」の投稿が美しく、いつも楽しみに拝見していたこともあって、返信のお礼コメントに「いつか848と一緒に写真を撮ってください」と返したところ、即刻快諾いただいた上に、GWの間にとお誘いまでいただいた。 嬉しくてしようがない。 好天を願いながら、当日までの日を過ごした。



0503 道の駅京都新光悦村にて



当日am8:00 に「京都新光悦村」で待ち合わせ。
ご挨拶もそこそこにお互いの愛車のことで話がはずむ。
上の2台並んだ写真を見ても、間に”999系”を挟んでいるにも関わらず、トレリスフレームの構成や真横から見たタンクの形状、エキパイの跳ね上げ度合いに血統を感じる。



0503 同所にて
普通に朝の陽光の下に停まっているだけなのに、なぜこんな写真が!



0503 同所にて



0503 map往路
待ち合わせ場所から美山ふれあい広場まで。撮影場所は普段から走っているルートのすぐ傍だった(驚)



撮影の場所を聞き、驚いた。
普段から走っている場所のすぐ傍!! 氏の後ろに着いて、よく知る普段のルートを走る。
Ducati SBKもPanigaleに世代交代して随分経つ。センターアップにされたツインのパイプから吐き出されるエキゾーストノートを聴きながら走るのも久しぶりだ。
後ろから眺めているとスリムな車体、ぎゅっと斜めに絞り込まれたサイレンサーが鍛え上げられたアスリートの姿体のよう。

第1撮影地に到着。
自分でも何枚か撮っているのだが、KAZUMI©️さんの写真をご覧いただこうと思う。 1枚1枚が説明無用のアート作品(嬉)












0503 同所にて
ここまでの写真は全て氏の一眼レフによるものだが、こちらは僕のiPhoneを使って撮ってもらった。
こんなに深みと陰影による表情が出るなんて、驚きしかない。


また氏のカメラによる作品に戻ろう。






















この撮影場所一帯がKAZUMI©️さんのアトリエになったかのよう。 木々や水、建物(東屋)といった物の配置、そこに佇む748Rとの位置関係、時間帯による光線の角度や強さ、一枚毎のアングルや露光、シャッタースピードなどのセット、それらを解説しながら、手際よく撮影を進めていただく様子を見ているのは、すごく楽しかった。
バイクのメカニックさん、アーティスト、、、技に熟達された方の仕事ぶりを見るのは何によらず好きなのだが、この方の撮影もそうで、自分でも撮るよりも後ろから構図や調整毎のモニターの変化を見ていて全く飽きなかったのだった。



0503 同所にて
撮っているところを撮られていたが、全く気付いていない(爆)



撮影をしながらも色んなことを話し、こちらのお喋りも大変楽しかった。
聞けば、この日写真を撮っていただくにあたって、この投稿を何度も読んで頂いたという(嬉)
さぁ、第2撮影地は、美山ふれあい広場。
勝手知ったワインディングをDucatiのミドル級SBK 2台で走る。
さすがに快晴のGW、車もバイクも多い。それでも割と快調なペースで流れたかな。

美山ふれあい広場に到着。
こちらでも、普段ただ停めて時々スナップ写真を撮るだけの場所が、氏のアトリエへと変わる。



0503 美山ふれあい広場にて



0503 同所にて
こちらは僕が普段通りに撮ったもの















快晴のGW後半戦初日、多くのバイクが出入りしていたが、撮影をしながらもBMW K1200R(だと思う)のご婦人や、私たちと同じDUCATI KYOTO のお客様でPanigale V4S とDesertXに乗られるという紳士に話しかけられたりしながら、楽しく過ごした。

解散の時間。
午前の数時間だけだったが大変に楽しく、また次をお約束して帰路についた。

道の駅から立ち去る姿まで、写真に撮って頂いた。
KAZUMI©️さん、今日はありがとうございました!!今後ともよろしくお願いいたします。



0503 美山ふれあい広場にて







最高に楽しかったPhotoShot の後は、少しワインディングを走ってから帰ろう。
帰路の渋滞対策も兼ねて、そのままR162を下るのではなく、R477〜花脊峠から帰路についた。



0503 map



12:30 帰宅。



0503 12:30 帰宅。走行距離は146km。
この後ちょっとしたオチが。



いつもの通り最寄りのGSで給油して帰宅、余韻に浸りながら748Rを降りて。。。
が、自宅の部屋に鍵がかかっていて入れない。家内が出掛けたようだ。
家内は休日にはほとんど外出しないから、自宅の鍵を持って出かけるのを忘れがち。
慌ててメッセージを送り、時間潰しに近所の「○将」に昼食に行くハメに。
ライディング用の革ジャケにフルフェイスの派手なヘルメット抱えて入る違和感ときたら!



240503 赤橋にて


この数時間後、KAZUMI©️さんより早速この日の写真データをいただいた。 最高の納車記念!!ありがとうございました!!

KAZUMI©️さんの美しい写真のInstagram はこちら

2024年4月30日火曜日

本質

 

240428 美山ふれあい広場にて



先の投稿で、
”カミソリのような切れ味のコーナーリングマシン”でありながらも、乗りやすく、
”僕にとってのワインディングベストと言っていいバイク”
と書いた。
だが、自戒をこめて。
この748Rの本来の姿は、WSS(スーパースポーツ世界選手権)で勝つためのホモロゲーションモデル。
しなやかな足回りや、剛性感あるボディワーク、強力でコントローラブルなブレーキなどの装備・仕様は、ツーリングのためやライダーズエイドではない。
全てはサーキットでのラップタイムのため。
レースではない公道で、そんなバイクに乗ることへの畏れは忘れないでおこうと思う。
 


2024年4月29日月曜日

2024 GW① 0428 748R 慣熟soloツーリング

 

240428 常神にて




今年もGWがやってきた。
大型連休が終われば、5月の半ばから7月にかけて仕事がどんどん忙しくなっていく。
748R、よく間に合ってくれた。連休の間に何度か過ごせるね。
First Runがものすごく楽しく、刺激的だったものだから、楽しみでしょうがなかった。

4/28(日)9:30、さぁ、行こうか!



0428 自宅にて
行こうか、748R。


行き先は先週走った時から決めていた。



0428 往路map 目指す先は、常神。



ここしかない、という感じの「いつもの場所」。
748Rへの慣熟にもピッタリだ。

京都市内から花脊峠へ。
やはりGW、クルマが多い。低速のない748Rで急坂の九十九折で前につっかえるのはちょっとイヤだ。sportよりも先行車との間隔を慎重に。
音のせいか、ミラーに映る姿に圧がある?のか、定かではないが譲ってくれるクルマも多く助かった。
車間を詰めて煽るようなことはしませんよ。念の為(笑)



0428 美山ふれあい広場にて
ここで手洗いと水分補給のつもりだったが、人が多すぎ。逃げるように次の道の駅、名田庄へ向かう。



新たな愛車、748R。
前の投稿にも書いたとおり、体幹の力の入れ具合一つでリーンの切っかけを作れるくらいに乗り手の意思に反応してくれるが、一方で、タウンスピードくらいでの安定感は心許ない。
おそらく、センターアップのマフラーの所為だろう。
やじろべえのバランスのようなウェイトが全てエンジン幅くらいに集中し、しかもサイレンサーというそれなりの質量がライダーの腰の高さにある。
豊かなパワー感のための排気管長と、リーンのスピードを上げることを両立させたレイアウト。
今はチャンバーを介することでエキゾーストの前後長を詰め、サイレンサーは車体の下の方にレイアウトするのがトレンドだからあまり見なくなったが、当時は幾つものメーカーが追随した。
あらためて乗ってみると、その凄さを痛感した。
先に乗ったことがあった1098やPanigaleよりもそれを強く感じたのは、世代交代されたモデル達が少しマイルドになったのか、僕自身の感覚が多少は敏感になったのか、その両方か。
いずれにしても、バイクをリーンさせる、左右に切り返す、ということについて、かなり刺激的なマシンだと思う。
極低速で、フロントが少し重い?と前の投稿に書いたが、当時RC誌の916系のインプレで「トップブリッジの上に座っているような」「2階から倒れ込むかのような鋭いリーン」という表現が見られたのはこの辺のことか、と合点する。



0429 自宅にて
リアサス周り。排気量に対してかなり余裕があるように思えるのは気のせいか?



カミソリのような切れ味のコーナーリングマシン。
単気筒並みのクランケース幅の水冷8バルブL-Twin、レーサーさながらのチタンコンロッドが奢られたショートストロークのエンジンはピックアップ鋭く、9000rpmあたりまでは一気に回ろうとする。
これに先述のようなリーン特性が加わるのだから、やはりそうした印象を持っていた。
ところがこの748R、足回りはかなりしなやかで、鋭くリーンした後しっかり粘ってくれる。
コーナーに合わせ倒し込んだあと、さらに重心を斜め前下に入れて曲がるという事が安心してできる。
いつもお世話になっている casunoさんの青木氏に尋ねてみたところ、足回りのセットは標準状態にリセットしていただいているとの事。
リーンは確かに鋭いが、それは乗り手の意識にすぐさま反応してくれるという事。
それに「鋭いがしなやか、奥でしっかり粘ってくれる」足回りが加わり、さらに美しくも強靭な鋼管トレリスフレームのボディワーク(パワーに対して、剛性感にだいぶ余裕があるように感じられる)も相乗効果で「これは乗りやすい!!」という乗り味になっている。
僕が受け継いだ748RはMY2002年だから、モデル最後期だ。最も熟成が進んだDUCATIの答えということか。
もちろん全て出し切ることは公道では許されないが、パワーも748ccということで恐ろしすぎない。
ブレーキはタッチ、制動力、返って来るインフォメーションまで秀逸。
スリッパークラッチが装備され、よりスムーズなシフトダウンが可能、となれば、楽しくないわけがない。
基本的に怖がりで峠でのペースも速くないし、特にライディングが上手い訳でもないが、僕にとってのワインディングベストと言っていいバイクが傍にいてくれる。



0428 道の駅名田庄にて
トイレ&水分補給のPIT-IN。久しぶりの友人と会えた。



sportと何度も走った快走路を、新しい相棒の手応えを感じながら走る。
R162=周山街道〜福井県道16号〜石山坂峠〜R27〜田烏を経て常神へ。



0428 田烏付近にて
sportと何度も写真に撮った風景



いつもの場所に着いた。
いつものように数枚、小さな漁港と愛車がある風景の写真を撮って、しばらくぼっと過ごす。




0428 常神にて



0428 常神にて
珍しく、前からのアングルで撮ってみた。



14:00 
家内に「海にいるよ」と写真付きのメッセージを入れて帰路に着く。



0428 三方五湖湖畔の梅園にて



ここでの写真はsportとは撮ったことがない。
走る方が気持ちよくて、立ち止まらずに走りすぎる場所なのだ。
だが748R、これまでのように、ちょっと良い景色を見つけては停まる、また走っては停まる、こう言ったことは苦手。アイドリングで「かぶり」を心配しないといけないエンジンだし、短い間隔でのOFF/ONはそれを助長させてしまうだろう。
それに、サイドスタンドを出すとエンジンが止まってしまう。写真は最初から「ここで」と決めて止まった場所だけにした方が良さそうだ。
寂しいけれど、sportの時よりも「バイクのある道端の風景」の写真は減ってしまいそうだ。
この場所は、往路の時に「この辺で1枚撮ろう」と狙っていたのだった。



0428 同所にて



帰路はいつものように、R367=鯖街道を南に下る。
やはり混んでいるね。
だが、元々快走路だ。それなりのペースでは流れている。ほんとはちょっと飛ばしてみたかったんだけどね(苦笑)

帰り道、自宅近くを素通りして、748Rを譲って下さった元オーナーご夫妻を訪ねた。
他の誰かにお披露目するより先に、レストアなった愛車を見ていただきたかったのだ。
「綺麗!」「やっぱり、かっこいいよね!」
楽しく、大切に乗らせていただきます!



0428 map 走行距離は301km



いつもの最寄りGSで給油して、18:30過ぎ、帰宅。
この日の走行距離 301km
燃費データは途中の福井県・小浜での給油と合わせて19.6ℓ、15.3km/ℓ



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今日 4/29、生憎天気は下り坂の様子。
行けるんじゃないか?とも思ったが、午後になると小雨が降ってきた。
我慢して正解だったか。
昨日は暗くなってしまった中で、軽く水拭きしかできなかったので、あらためて洗車。
虫のこびり付きとか残っているとイヤだしね。

前からずっと思っていたが、こうして手元に来てその姿を見ると、やっぱりなかなか艶かしいラインをしているのね、748R。



0429 自宅でのphotoを何枚か。

















これから、よろしく頼むよ!



0428 常神にて