2020年6月1日月曜日

おかえり sport【備忘録】

0530 14ヶ月ぶりに我が家に帰ってきたsport1000。
この間、無理を言い愛車を預かっていただいたcasunoさん、とりわけ青木さんには感謝してもしきれません。
sport に乗るようになってからの12年、事故修理から小さなトラブルまでずっと愛車の面倒を見ていただいています。
これからも、よろしくお願いします。


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この長いブランクの間、拙blog の中に「 sport に”モデファイ”を施した」と何度か書いた。
それは、「フロントサスのカスタムと足回り全体のリニューアル」




フロントサス。見た目はストロークセンサーとステッカー以外に変わらないが、”中身”は別物になった。
アクスルシャフトも”クロモリ”に。





リアサスは「スクデリアオクムラ」によるOH。チェーン、前後のスプロケットは交換した。




最終的な作業の内容を決めるまで、かなり悩んだ。
sport の車齢、僕自身のバイクライフ、予算。。。
このタイミングで、一度は所有したかったDUCATI のSUPERBIKE・916系の中古への乗り換えも考えて、車両の検索と見積もりまでお願いした。
が、最終的には上記の結果に。
この分だと、僕の大型バイクのキャリアは sport だけで終わりそうだ。




190324 車検入庫当日。DUCATI KYOTO さんにて
ここまでの総走行距離は 32,153km




車検整備とそれに伴う油脂類の交換、使い始めて以来好感触の ASH NANOTECH DFP-7、タイミングベルトやプラグなどの消耗品の交換等に加え、今回オーダーして施工していただいた内容は次の通り。

・ステムベアリング交換
・フロントブレーキ ディスク交換、キャリパー清掃
・AELLAクロモリFアクスルシャフト
・スクデリアオクムラMEフロントフォークカートリッジ組込
・Rサスオーバーホール
・前後スプロケット交換
・チェーン交換(江沼3D→江沼3D)
・AELLA内圧コントロールバルブ メンテナンス
・タイヤ交換(PIRELLI DIABLO ROSSOⅢ→PIRELLI DIABLO ROSSOⅢ)
・前後ホイール CR-1(コーティング)処理

これらの他に、車両の状態から
・AELLAクラッチレリーズ メンテナンス
・バッテリー交換(台湾YUASA→台湾YUASA)





今回の作業伝票。長い!!



と、足回りはこれまでの年月が経過した sport とは”ほぼ”別物に。
前後ホイールのコーティングは、鉄スポークの延命対策になればと。

サスのメンテナンスにあたって、「可能ならば、調整機能の付いたものにしたい」ということがあった。
sport に乗り始めたばかりの頃、跨ったくらいではほとんど沈まない硬い印象で、小さなコーナーが納得いくように回れなかったり、ブレーキングの際などに、ガクッとくるような沈み込みの段差のようなものを感じたりしていた。
長年乗って良い感じに馴染んできてからはこういうことはずいぶん減ったが、機会があれば、と思っていたのだった。
新しくなった足回りに僕が慣れるまでの間、サスが馴染むまでの間は、プリロードや減衰をやや抜いた柔らかめの設定から始めて、慣れるに従って少しずつ引き締めていく過程をイメージしている。



スクデリアオクムラさんからの作業写真。FサスのOHの状況写真もある。




作業完了時のセッティングデータ。Fのスプリングレートが若干落としてあるのが興味深い。




そういえば、sport に乗り始めて間もないの頃のblog にこんな投稿をしている。
この投稿の中で、 ”リアサスを調整したら「今度はフロントも調整可能なやつに」” なんて書いていた(笑)が、ようやく実現した。
他にも、ポジションのことや軽量化など色々と書いている(笑)。今まで行ってきたカスタムは、施した順番こそ違えど、内容はほとんどこの投稿のままだ。





200530 15:30 casunoさんにて。





sport を受け取って、この日は自宅までの10kmだけ。
しかも街中onlyだけれど、全く違和感なく、”しっとり”した感じさえあった。これは馴染んで当たりが出てからのワインディングが楽しみだ。
カスタムと言えば、見た目の変化や自己満足の要素がもっとあっていいんじゃないか?と思うところだが、今回大きく変わったのはトップブリッジのFフォークキャップの景色だけ(笑)




見た目で変わったのは”ここだけ”と言えばその通りなのだけれど、ずっと視界に入る所だからね。




今回大きく手を入れたことで、経年による足回りの不安はほとんどなくなったと言って良い。
あまりにも一度にいろんなところを変えたので難しいけれど、リニューアルの感想も追い追い書いてみたいと思う。そのためにも慌てず少しずつRider としての勘(感)を取り戻していかないといけないな。

諸事情あって長いブランクを作ってしまったけれど、まだまだ sport と長く過ごせそうだ。
Egさえなんともなければ、10年くらいはいけるかな。
乗り手の身体が持てばの話だけれど(苦)



【追記】
ヘルメットも12年も使ってしまった(汗)ので、新調しました。




Arai RX-7X「DOOHAN TT」

4 件のコメント:

  1. 前車から乗り換えられた、SSへの乗り換えが多かった あの時期………
    「珍しいジャンルのバイクに!!!」と、正直思いました。
    でも、やはり、思い入れや憧れ、そして、何よりも「大切に」していらっしゃる。
    いまや、roshi-mさん = スポルト = roshi-mさん ですね!是非とも末長く!

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    1. >tkjさん
      >>いまや、roshi-mさん = スポルト = roshi-mさん
      ありがとうございます。すごく嬉しいお言葉です。
      sport がいなければ、R6をもう少し乗って、次は1098になっていたと思います。
      代わりのない車種ですので、まだまだ乗ります。

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  2. スクーデリアオクムラ! サスのインナーチューン。僕らの時代では、「あの奥村選手の店」という感じですね。
    そして、クロモリシャフトとか、とにかく「渋い」!
    パワーアップでなく、足回り、しかもしなやかで上質な足回りへの多額な投資。
    むむ。
    私もやってみたい理想のカスタムの一つです。
    ぜひまた、印象を記事にして教えてください。
    そして、tkjさんもおっしゃっていますが、
    思い入れ、憧れ、そして、何よりも「大切に」なさっていることが
    とても素敵です。

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    1. >樹生和人さん
      >>「あの奥村選手のお店」
      まさしくそんな感じですね。サスペンションの重整備についてはcasunoさんとの提携もあるようです。
      足回りのカスタムついては何年か前から考えていましたが、今回、投稿の初めにも名前を出したcasunoモータサイクル・青木氏に相当話を聞いていただきました。
      エンジンの方にもある程度手をかけることを覚悟していたのですが
      「今、EgのOHにコストをかけるよりは、その分を走る方に回してあげて下さい」の一言で、方向性を絞り込むことができました。
      今回手をかけたことで、ますます引っ込みつかなくなりましたね。
      まだまだsport とのBikeLife になりそうです。
      ありがとうございます。

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